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Channel: 黒田莉々 –プロリア 英会話
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お金にまつわる英語の用語を覚えよう!金額の数え方や単位「M」「K」の意味も紹介

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黒田莉々のアバター 黒田莉々 英語研究家 / 翻訳家

三度のご飯の次に英語が大好きな「英語の人」。英文法や英文解釈が大好物。洋書や洋画が大好きで、そこから学んだ「使える英語フレーズ」は数知れず。
米国東部の四年制大学(社会学/文化人類学専攻)をCum Laudeで卒業。帰国後は大手英会話学校の専任講師を経て、大学レベルの英語講師を20年近く経験。

現在、フリーランスで著述業、通訳、翻訳業を営む。集英社よりビジネス英語の指南書「悪魔の英語術」を出版。TOEIC975点英検1級

「経費」「予算」「商品の値段」「交通機関の運賃」など、「お金」に関する単語や表現は、ビジネスでも日常生活でも欠かせません。
英語でも、「お金」にまつわる表現にはいろいろな単語が使わます。それぞれの意味や使い分け方を把握できているでしょうか?

今回は、英語の「お金」や「料金」を表す様々な単語を取り上げます
「M」「K」という単位の意味や日本と異なる金額の数え方、各国で流通している通貨についても、理解を深めておきましょう。

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「お金」を英語で何と言う?

「お金」を意味する最も一般的でよく使われている英単語は、「money」です。
「お金」だけでなく、文脈によって「金銭、紙幣、通貨、金、資金、財産」とも訳されます。

「money」の発音記号は「mˈʌni(米国英語)、ˈmʌni:(英国英語)」で、カタカナ表記をしてみると「マニィ、マネー」に近いです。

「お金」を表す別の言い方は?

英語では「money」以外にも、様々な「お金」を表現する単語が使われています。

例えば、お金の中でも特に「現金」のことを「cash」と呼びます。
自分の手元にいま持っている物理的なお金のことです。

また、物理的なお金のうち「紙幣」は「bill / bank bill(アメリカ英語)」「note / banknote(イギリス英語)」、「硬貨」は「hard money / coin」と言います。
「change」は「お釣り」のことで、「small money / small change / small coin」などは「小銭」を指す表現です。

フォーマル寄りの単語では、「通貨」を表す「currency」という単語もあります。
ある特定の国や地域の中で流通・使用されているお金を指します。

ビジネスシーンでよく耳にする「お金」にまつわる単語には以下のものがあります。

  • fund:(投資などを行うための)資金、(特定の目的のための)基金
  • cost:(製作・購入・企画の実行などのために投じる)経費、費用
  • budget:予算
  • profit:(企業のある期間の)利益、利益率
  • loss:損失額、損失高、損害額
  • capital:(投資の)資金、元手、元金、資本、資産

料金を表す英単語の使い分け

「料金」と一口に言っても、「商品の値段」「運賃」「年会費」「家賃」など様々な種類の支払いがあります。
それぞれ英語ではどんな単語で表現されるのでしょうか?

ものの値段や価格は「price」

商品を売ったり買ったりする時の値段や価格は、「price」で表現します。
複数形の「prices」は「物価」という意味です。

「price」は他に、「対価、代価、代償、報酬、賞金、買収金」などの意味でも使われることがあります。

乗り物の運賃は「fare」

電車やバス、タクシー、フェリーなどの運賃や乗車料金は「fare」で表します。
日常生活では、「fare」を使った以下のような名称がよく使われています。

  • single fare 片道運賃
  • round-trip fare / fare for round trip 往復運賃
  • adult fare 大人運賃
  • child fare 子ども運賃
  • fare chart / fare table 運賃表
  • fare adjustment machine 交通機関の料金精算機

「fare」は他に、タクシーなどに料金を払って乗る「乗客」を指すこともあります。

報酬や会費は「fee」

「fee」は、専門職へ支払う「報酬・謝礼」、また学校や教室、ジム、公共機関などに支払う「会費・入場料・入学金・授業料・手数料」などを指します。
例えば、日常的に支払う報酬や会費などは以下のように表現されます。

  • doctor’s fee / doctor’s consultation fees:医者の診察料
  • university enrollment fees:大学の入学金
  • English conversation class tuition fees:英会話教室の授業料
  • credit card membership fees:クレジットカードの会費
  • fee for Internet connection:インターネット接続料金

「fee for~」の形で「~料、~料金、~への料金」と表現することもできます。

「fee」と「admission」と組み合わせて「admission fee(入場料)」と表現する場合もあります。

サービスに対する支払いは「charge」

何かのサービスを受けるために、また相手がかけた手間に対して支払う「手間賃、使用料、手数料」などは、「charge」で表現します。
例えば、以下のような支払いが該当します。

  • charge for delivery:配送料
  • charge a commission for the sale:販売手数料
  • charge for a telephone call:(一回の)電話代
  • charge a cancellation fee:解約料、キャンセル料

ある基準に基づいた価格は「rate」

「rate」は元々「(全体に対する)割合・比率、(基準値に対する)変化量」を意味する名詞です。
そこから、「ある一定の基準に基づいて変動する料金・値段・価格」という意味でも使われるようになりました。

「rate」を使って表される日常的な料金には以下のようなものがあります。

  • postal rate:郵便料金
  • calling rate:通話料金
  • hotel rate:ホテル料金
  • parking rate:駐車料金
  • subscription rate:定期購読料
  • special rate:特別料金

家賃やレンタル代は「rent」

「rent」は、様々な「もの」を借りるときの賃借料を指す単語です。
アパートや部屋の場合は「家賃」や「部屋代」、土地の場合は「地代」、レンタカーやレンタサイクル、洋服や小物、家電などなら「使用料」「貸出料」と訳されます。

罰金は「fine」

「fine」は、「素晴らしい、良い、晴れた、元気な」などの形容詞として使われることが多い単語です。
しかし名詞として使う場合は、法律や条例に違反した時に払う罰金を意味する名詞にもなります。

「罰金」を意味する「fine」は、動詞としても使われ、「罰金を科す」という意味になります。「罰金」を受ける場合は、「I was fined for speeding.(スピード違反で罰金を取られた)」というように、受動態で使われることが多いです。

英語圏の通貨の単位

続いて、アメリカ、イギリス、カナダなど英語圏で使われている通貨の種類と単位を確認していきましょう。

アメリカは「ドル」

アメリカで流通している通貨は、「dollar(ドル)」と「cent(セント)」です。
1ドルは100セントに対応しています。
「dollar」は「$」、「cent」は「¢」の記号で表記し、通貨コードは「USD」です。

通常「ドル」と言えば、このアメリカドルのことを指しています。

アメリカの硬貨には、通称で呼ばれることが多いです。

  • 1セント硬貨:penny(ペニー)
  • 5セント硬貨:nickel(ニッケル)
  • 10セント硬貨:dime(ダイム)
  • 25セント硬貨:quarter(クオーター)

イギリスは「ポンド」

イギリスで現在使用されている通貨は、「pound(ポンド)」と「penny / pence(ペニー / ペンス)」です。
1ポンドは100ペンスに相当します。
「pence」は「penny」の複数形です。

通貨コードは「GBP」または「STG」で、「pound」は「£」、「pence」は「p」の記号で表記します。

カナダは「カナダドル」

カナダで流通している通貨は、「Canadian dollar(カナダドル)」と「cent(セント)」です。
1カナダドルは100セントに対応しています。
「Canadian dollar」は「C$」、「cent」は「¢」の記号で表記し、通貨コードは「CAD」です。

オーストラリアは「オーストラリアドル」

オーストラリアで使用されている通貨は、「Australian dollar(オーストラリアドル)」と「cent(セント)」です。
1オーストラリアドルは100セントに相当します。

通貨コードは「AUD」で、「Australian dollar」は「A$」、「cent」は「¢」の記号で表記します。
オーストラリアドルは「豪ドル」と呼ばれることもあります。

ニュージーランドは「ニュージーランドドル」

ニュージーランドで流通している通貨は、「New Zealand dollar(ニュージーランドドル)」と「cent(セント)」です。
1ニュージーランドドルは100セントに対応しています。

「Canadian dollar」は「NZ$」、「cent」は「¢」の記号で表記し、通貨コードは「NZD」です。
ニュージーランドドルは「NZドル」と呼ばれることもあります。

英語のお金の数え方

日本では通常、金額を表す場合一・十・百・千と4桁ごとに区切って数えます。
しかし、国際的には3桁ごとに区切り、その位置でカンマを入力するのが一般的です。

英語圏で金額を数える時にも、3桁ごとに区切られカンマが挿入されます
カンマの位置で挿入される単位は、小さい額から順に「thousand(千)」「million(100万)」「billion(10億)」「trillion(1兆)」「quadrillion(1000兆)」です。

このルールを踏まえて金額の表記を左から読んでみると、例えば以下のようになります。

  • 5,967:five thousand nine hundred sixty-seven
  • 232,813:two hundred thirty-two thousand eight hundred thirteen
  • 4,357,109:four million three hundred fifty-seven thousand one hundred nine
  • 1,337,642,125:one billion three hundred thirty-seven million six hundred forty-two thousand one hundred twenty-five
  • 2,678,156,499,248:two trillion six hundred seventy-eight billion one hundred fifty-six million four hundred ninety-nine thousand two hundred forty-eight

最後のコンマの位置で「and」が挿入される場合もあります。

「K」「M」「B」「T」という単位の意味は?

数字の後ろに「K」「M」「B」「T」などの単位の省略形を付けて、「10K」「5M」などと金額を表す場合も少なくありません。
この表記は主にビジネスシーンやインターネット上で使われ、アメリカドルだけでなく日本円の金額を表記するのにも使われています。

最近では、SNSや動画配信サイトのフォロワー数・チャンネル登録者数などを表記する際にもよく見かけます。

「K」「M」「B」「T」などの単位は、前に付く数字が何であるかによって表す金額が変わります。
例えば「K」は1000倍を意味する単位で、「5K」であれば「5×1000」で「5000」、「70K」であれば「70×1,000」で「70,000」を表します。
「K」は国際単位系(SI)で1,000を意味する「kilo(キロ)」という単位に使われていて、それが金額を表記する際にも使われるようになりました。

「M」は100万倍を意味する単位で、「million」の頭文字から取られています。
「4M」であれば「4×100万」で「400万」、「30M」であれば「30×100万」で「3000万」を表します。

さらに、「B」は10億倍、「T」は1兆倍を意味する単位です。
それぞれ「billion」と「trillion」の頭文字が元になっています。
「7B」であれば「7×10億」で「70億」、「9T」であれば「9×1兆」で「9兆」です。

まとめ

今回は、英語の「お金」や「料金」を表す様々な表現や「K」「M」「B」などの単位の意味、金額の数え方などを解説しました。
ビジネスシーンや日常生活で欠かせない「お金」に関する話題にしっかりついていけるように、何度も復習しておきましょう。


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