「わたしはこんな性格だ」「彼はこういう性格だ」と、自分や他人の性格や人柄を述べる機会は意外と多いです。
そんな時、英語ではどんな形容詞を使えるのでしょうか?
今回の記事では、性格や人格を表現する英語の形容詞の中からよく使われるものを紹介します。
「優しい人」「親しみやすい人」「冷静な人」など、様々な性格をバリエーション豊かに表現できるようになりましょう。
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「性格」って英語で何て言う?
英語で「人の性格」を表すには、主に2つの単語があります。
それぞれの使い分けも含めて見ていきましょう。
personality
「性格」を表現する英語一つ目は「personality」で、日常会話でも非常によく使われています。
「性格、人格、個性、人柄、人となり」などの意味を持つ名詞です。
カタカナ読み「パーソナリティー」は、日本語でもほぼ同じ意味で使われています。
「personality」はその人の身体的・感情的・精神的な特徴のことです。
特に対人関係における目に見える行動パターンを表すことが多く、その人の癖や好みなども表現することができます。
character
もう一つの「性格」を表現する英語は「character」です。
「性格、性質、気質、個性、人格、人柄、品性」などのニュアンスで使われます。
「personality」と異なるのは、「character」が主に道徳的な面における人の性質を表現する点です。
価値観や倫理観などその人の根本を形作る人格を表す場合に使われます。

カタカナ読みで「キャラクター」は、「アニメキャラクター」などのイメージが強いですが、物語やドラマなどの登場人物について、どのような性質の人間として描かれているかという意味からきています。
「キャラクターグッズ」などは和製英語ですので注意しましょう。
人の性格を表現する英語の形容詞
英語で人の特定の性格を述べる場合には、「personality」や「character」といった単語はほとんど使われません。
「わたしはこんな性格だ」「彼はこういう性格だ」と表現する時には、「主語+be動詞+形容詞」という決まった形が使われます。
ここでは、人の様々な性格を表現する英語の形容詞を紹介しましょう。
いくつかの性格では対義語になる形容詞も挙げるので、あわせて覚えてくださいね。
社交的な・外向的な
「社交的」という性格を表す英単語には「outgoing」があります。
「社交的な、社交性に富んだ、交際好きな、外交的な」という意味です。
他に、「外向的な、外向型の」を意味する形容詞「extrovert」「extroverted」や「社交的な、人付き合いの良い、愛想の良い」という意味の「sociable」も使えます。
優しい・親切な
「優しい、親切な」という性格を表現する時に最も使われる形容詞は「kind」です。
「心の優しい、心の温かい、思いやりのある、情にもろい」という意味の「kind-hearted」も使われています。
他に、「優しい、親切な」という意味も持つ「nice」、「優しい、温和な」という意味の「gentle」でも表現できます。

友人同士などのカジュアルな会話では、「あなたは優しいね」という表現で「You are so sweet!」「That’s so sweet of you!」という表現がよく使われます。「sweet」は「甘い」という単語ですが、人の性格を表現する場合は「優しい、愛情深い」という意味になります。
親しみやすい・友好的な
「friendly」は、「友好的な、好意的な、人懐っこい」性格を表現する形容詞です。
他に「親しみやすい、親しみのある、優しい、親切な」などの性格も表すことができます。
明るい・陽気な
「明るい」性格を表す形容詞には「cheerful」や「frisky」があります。
「cheerful」は「陽気な、快活な、元気のいい、朗らかな」という意味、「frisky」は「(元気いっぱいで)快活な、陽気な」という意味です。
他に、「生き生きとした、快活な、陽気な」を意味する「bubbly」や「前向きな、積極的な、楽天的な」という意味の「positive」で明るい性格を表現することもできます。
賢い・利口な
「smart」は、「賢い、賢明な、利口な、頭が切れる、頭の回転が速い、気が利く」などの性格を表現する形容詞です。
ただし、文脈によっては「生意気な、こしゃくな、抜け目のない」といった意味で使うこともあります。
「賢い」を表現できる形容詞は他にもいくつかあるので、使えるようになっておきましょう。
- thoughtful:思慮深い、思慮に富んだ
- intelligent:頭がいい、理解力のある、知性のある、聡明な、ものわかりの良い、合理的な
- clever:利口な、賢い、人当たりの良い
「thoughtful」は「思いやりのある、気が利く」などの性格も表せます。
一方、「clever」は「ずる賢い」というニュアンスも含まれることがあるので使いどころに注意しましょう。
気前の良い・寛容な
「気前が良い」性格を表現するなら「generous」が使えます。
「気前の良い、惜しみない、物惜しみしない、太っ腹な、寛大な」などの意味を持つ形容詞です。
物を気前良くあげるだけでなく「心が広い、寛容な」などの精神的な気前の良さも表せます。
「気前が良い」の対義語には、「ungenerous(けちな、しみったれた、狭量な)」や「stingy(けちな、しみったれた、せこい)」などの形容詞が使えます。
また「心が広い、大らか」の対義語としては、「nervous(神経質な)」や「sensitive(敏感な、感じやすい、傷つきやすい)」などが使えるかもしれません。
温厚な・穏やかな
「温厚な人」「穏やかな人」と言うには、「mild-mannered」や「laid-back」などの表現が使えます。
「mild-mannered」は「(態度が)優しくて穏やかな、温厚な、物腰の柔らかい」、「laid-back」は「おおらかな、こだわらない、気軽な」などのニュアンスです。
他に、前述の「gentle(温和な、穏やかな)」や「温厚な」という意味の「suave」という形容詞も使えます。
落ち着いた・冷静な
「落ち着きのある人」「冷静な人」と表現する時は、「calm」という形容詞を使ってみましょう。
「冷静な、落ち着いた、平静な」というニュアンスで、何かがあっても動揺したりイライラしたりせず気分が落ち着いている様子を表します。
勤勉な
仕事や勉強、何かの作業において「勤勉」な性格を表現する場合は、「hard-working」というフレーズが使えます。
「勤勉な、働き者の、よく働く、勉強家の、勉強熱心な」という意味です。
「勤勉」な性格を表すには、「diligent(勤勉な、熱心な)」「industrious(勤勉な、熱心な、よく働く)」などの形容詞も使われます。
「勤勉」の対義語に使える形容詞は、「lazy(怠惰な、不精な)」や「idle(人が仕事をしようとしない、怠けている)」です。
「idle」はただ単に「仕事がない、働いていない」ことを表現する場合にも使うので、必ずしも良くないニュアンスを持つ単語というわけではありません。
慈悲深い・情け深い
「慈悲深い、情け深い」性格を表現するなら、「compassionate」が使えます。
「思いやりのある、心の優しい、温情のある、情け深い、同情的な」という意味を持つ形容詞です。
「寛大な、慈悲深い、情け深い、大目に見る」という意味の「lenient」が使われることもあります。
また、「considerate」は「思いやりがある」という日本語に最も近い意味の形容詞です。
面白い
「面白い人」を表現する場合、「人を楽しませる面白さ」なのか「人に興味を起こさせる面白さ」なのかで使う形容詞を区別します。
「人を楽しませる面白さ」なら「entertaining」、「人に興味を起こさせる面白さ」なら「interesting」です。
他に、「ユーモアがあって面白い」性格と表現するなら「funny」なども使えます。
正直な・誠実な
「正直な人」「誠実な人」と表現するには、「honest」という形容詞が使えます。
「正直な、誠実な、実直な、ごまかしがない、率直な、信頼できる」という意味です。
他には、「sincere(誠実な、正直な、うそ・ごまかし・誇張などがない)」や「genuine(正直な、誠実な、偽りでない)」などの形容詞も使われています。
「信頼できる、信頼性のある」と表現するなら「reliable」も使えます。
まとめ
今回の記事では、「親しみやすい人」「明るい人」「面白い人」など性格を表現する英語の形容詞を紹介しました。
日本語に訳すと同じ意味でもそれぞれ少しずつニュアンスが異なる形容詞もあるので、その人にピッタリの表現を選べるようによく復習しておきましょう。